本溜めの呪縛 本の断捨離を渋っているあなたへ

さとり系

皆さんは家に何冊、本がありますでしょうか。おそらく、把握しきれていない方も多いのではないでしょうか。特に、読書家や本が好きという方ほど、愛着のある本も多く、数えきれない程の蔵書を抱えていることでしょう。

ですが、本の量が多すぎるのは色々と問題なのです。楽しい読書ライフを送りたい方、本との向き合い方を考えたい方のために、本を溜め込むことが危険な理由についてお話しします。

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床が抜ける

これはよく言われていることです。一冊の本でも、持っていると手が疲れると思います。これが何十、何百冊も集まったらどうなるでしょう。加えて、本棚には本をたくさん収めるので、一ヵ所に重さが集中する訳です。本棚周辺の床がミシミシと音を立てていたら、それは危険信号です。このようなパンパンな本棚がいくつもあったら……いつか床は重さに耐えられなくなるでしょう。

 

 

すぐ手に取れない

本棚のサイズも枠というもので仕切られているので、収納容量はどうしても限られています。すべて立てて本を置くことができれば問題ありませんが、限られた容量以上のものを詰め込もうとするとそうはいきません。

あの手この手で、横積みに、前後2列に収納してしまうと、下の方の本や奥の本に手が届きにくくなります。そうすると積み直すのも手間で、手前の本をどかすのも一苦労と、それらの本を手に取る機会が減ってしまいます。

手に取りやすい位置になければ、その本を積極的に読もうと思わないでしょう。

 

 

掃除が大変

本の天(本の上部のこと)や横積みなら表紙をよく見てください。うっすらホコリが積もっていませんか。このホコリ、表紙のものならサッと拭けますが、本の天にかぶったホコリは最悪、どんどんページの中に入っていってしまって、よく掃除することができません。

さらにホコリが積もったままにしておくと、その場所が変色したり日焼けのような跡ができてしまうこともあります。つまり、劣化が早くなるのです。

しかし、量が量です。本棚パンパンに詰まった本たちを目の前に、本棚や本をキレイしようという気は削がれるのではないでしょうか。

 

 

出費がかさむ

本は劣化するものです。

少しでもキレイに保つために、本にブックカバーやクリアカバー、ブッカー(図書館の資料に施されている装丁のこと)をかけると言っても、ブックカバー以外はほとんどが購入しなくてはならないものです。場合によっては、足りなければブックカバー用の紙を買うこともあるでしょう。

また、本の量を増やし続けるのであれば、新しい本棚が必要になってきます。本をたくさん所有すると、維持費がとてもかかってしまうのです。

 

 

執着が苦しめる

読書の楽しさが苦痛にかわるのは、上記のような手間やストレスのせいです。

また、本の購入量が読書の消化スピードを大幅に超え、飽和状態になってしまったとき、あれも読んでない、これもまだ読めてない、でも、何かに取り憑かれたように、買い続けなければ、と負のスパイラルに陥ります。

何のために本を買うのか、なんでこんな状況になっているのに手離せないんだと悩むことも出てくるでしょう。

 

 

手離すのも一苦労

断捨離をしようと本を棚からおろして、まとめて、しばって、捨てる場所まで何往復もする。もしくは、売れるかもしれないと、古本買い取りを検討してみる。

ですが、よく考えてみてください。そんな時間は日々の中でどれ程割り当てることができるでしょうか。

本の量が多ければ多いほど、売却・譲渡について考えれば考えるほど、多くの時間がかかってしまうのです。

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内容を覚えていない

読書とは本来、読んだ本から経験を得るものであるはずなのに、身になっていない上に、存在すらも忘れてしまっている本…ありますよね。
本を読みきれないほど抱えていると、常に読み続けるか、よほど印象的でない限り、読んだ内容を忘れていってしまうのが人間の性です。

頭に内容が残った本は、手元にある本のうち、いくつありますか。

 

私は現在、どんどん手離しています。
以前は本の所持量がとても多く、「いつか読むかもしれない」「これはどうしても手元に置きたい」と中々手離せず苦しんだ経験があります。

床もミシミシと悲鳴をあげていたにも関わらずその声を無視し続けてきました。意を決して処分しようにも、とんでもなく時間と労力を費やし何度も挫折しました。
それでも、買わなければという使命感に駆られて、本を買い続けていたのでした。

そんな時思ったのです。
昔は本を読むのがもっと楽しかったなと。

子どもの頃に慣れ親しんだ本のことの方が今読んだものより鮮明に愉快な記憶として残っていたのです。
その時、気づいたのは、子どもの頃はそんなに頻繁に本を買っていなかったし、本の所持量も少なかったなということです。買うお金もなかったですからね。

そういう制限があったからこそ、その中で最大限に楽しみ尽くそうとしたんだと思います。
今は徐々にあの頃の読書の楽しさを取り戻してきています。

読みたいから買う。読まなくなったら手元から離す。
そんな自由で豊かな読書ライフのためにも、本溜めの呪縛から解放されませんか。

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