Q.みどり、海、山、これらに共通するものは何でしょう。【独り歩きの祝日】

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正解は日本の国民の祝日の名前でした。きたるGWの一つ、5/4・みどりの日、ノンストップの6月の先にある7/20・海の日(7月の第3月曜日)、満を持して国民の祝日ゼロ月から抜け出した8/11・山の日。そんなすがりつきたくなる祝日たちの誕生の経緯とちょっと笑える小話をお伝えしたいと思います。

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元々は

みどりの日、海の日、山の日はそれぞれ、自然の恩恵に感謝をする日として、祝日と定められました。それぞれの恩恵に感謝する日として定められたため、決して旅行を推奨したり、売りにして消費者に訴えかける日ではありませんでした。

 

みどりの日

移動した祝日と4月29日

元々は4月29日がみどりの日でした。しかし、この日は本来であれば、昭和天皇の誕生日でした。そこで、「国民の休日」であった5月4日に移動することになったのです。国民の休日とは、2006年の祝日法改正までは、「祝日と祝日に挟まれた平日を国民の祝日とする」というものでした。

以下、みどりの日と4月29日の話を簡単に言うとこんな感じです。

4月29日

昭和天皇誕生日
↓ 天皇崩御で改正。
1989年~みどりの日:昭和天皇が自然に造詣が深かったことにちなんで。
↓やっぱり昭和を偲ぶ日にしようよ議論勃発
2007年~新設・昭和の日へ

29日を祝日として動かさなかったのは、やはり、きたるゴールデンウィークに影響すると考えられていたからという理由があります。

緑を愛した昭和天皇にちなんで名付けられた「みどりの日」ですが、今はどうでしょう。みどりの日さまさまで、大型連休が実現するありがたい祝日という面が強いのではないでしょうか。翌日がこどもの日なので、この日は被せて親子連れ向けイベントも多いことでしょう。

自然を大事に思うなら、普段から省エネに心がけるべきなのではないでしょうか。

 

海の日

苦しみの6月の先にあるやっとの祝日です。この祝日はハッピーマンデー制度(2000年導入)と関係して、7月の第3月曜日として、1996年から存在している祝日です。
1876年に明治天皇が巡幸のため乗船した「明治丸」という巡視船が7月20日に横浜港に、無事に帰ってきたこと記念して、後の1941年に制定された経緯があります。

まさにハッピーな日ですね。

海開きの日と勘違い

海開きとは、海水浴場が解禁される日のことを言います。または、その解禁日のイベント自体もそう呼ばれることもあるそうです。

私はずっと海開きの日だと思っていましたが、海開きは地域で時期が全く異なるとのことでした。例えば、小笠原諸島は元旦に海開きが行われたようでした。世間ではお花見云々騒いでる季節に、沖縄ではもうすでに海開きが行われています。

大方、海水の温度が人が入れるくらいになれば、各地で海開きというわけです。なので、7月中旬から下旬にかけて海開きが集中するように見えるので、海の日=海開きの日と認識されてもおかしくないわけなのです。

海の日=海水浴解禁と結びつけている時点で、海の恵みへの感謝なんてどこ吹く風です。

内陸県はどうする?

日本は海に囲まれた島国ですが、県単位で見ると海に面していないつまり、海岸線を持たないところがあります。
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
の計8県が該当します。

このうち、奈良県だけが条例で、「海の日」を「奈良県山の日・川の日」としています。何だかこちらの方が存在を主張してる感があって、きちんと感謝する日として機能していそうな気がします。

いえ、でも海に面してなくても、本来は海の恵みに感謝すればいい日なので、名前をこだわって変更しなくても大丈夫だと思いますが。

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山の日

2016年8月11日からのニューフェイスです。まだ施行してから2年しか経過していない驚きの若さです。

8月はお盆休みがあって、それに併せての8月12日にあたりにという案があったようですが…その日に何があったか覚えていますでしょうか。それは日航機が御巣鷹山(群馬県)に墜落した日です。

他にも8月上旬を考えると、原爆の日、8月6日(広島)、9日(長崎)があり、中旬でも15日の終戦記念日もあるので、それらと重なる場合も考えられます。

山の日がハッピーマンデー制度に則ることができないのは、悼むべき日と重なってしまう恐れがあるからなのです。
新米の山の日は、制定当初からガチガチに動かすことのできないしがらみにとらわれてしまっていて、今の社会人たちを彷彿とさせます。

何はともあれ、この山の日の8月施行によって、祝日のない月は6月だけとなりました。どうか消えないでくれ、8月の祝日よ。

 

祝日とは何ぞや

元日(1月1日)
成人の日(1月の第2月曜日)
健康記念の日(2月11日)
春分の日(3月20日もしくは21日)
昭和の日(4月29日)
憲法記念日(5月3日)
みどりの日(5月4日)
こどもの日(5月5日)
海の日(7月第3月曜日)
山の日(8月11日)
敬老の日(9月第3月曜日)
秋分の日(9月20日~22日の間でいずれか1日)
体育の日(10月第2月曜日)
文化の日(11月3日)
勤労感謝の日(11月23日)
天皇誕生日(12月23日※改元後の2020年からは2月23日に変更の方向で調整中)

振り替え休日(祝日が日曜日にあたった場合の翌日に該当)
国民の休日(前後を祝日と祝日の間に挟まれた平日が該当)

今現在は上記が国民の祝日です。これらは、祝日法に定められた祝日になります。

ハッピーマンデー制度(2000年導入)

上記の国民の祝日を月曜日に移動して、土日月と3連休で休暇を取ってもらおうという考えのもと導入された制度です。今のところ、適用されたのは、4つです。

ただし、そんな三連休も困るという働き手の雇い主は、土曜日を出勤日に変えてしまうこともあるそうです。元々、土日が休みではないサービス業や24時間体勢の職種には連休のための制度なんて恩恵よりもうらみしかないと思います。

2020年の祝日

2020年に海の日、山の日はずらされる方向で検討されていることが明らかになりました。なぜなら、東京オリンピックが開催されるからです。

これはオリンピック前後を連休にすることによって、混雑を避ける目的があるようです。おそらくは東京オリンピックに併せた特例法として制定・施行されることでしょう。

一体いつに移動するつもりなのかというと、オリンピックの開会式前日と閉会式翌日に持ってくるとのことでした。2020年は海の日が7月23日、山の日が8月10日となる見通しで、なんと海の日は2021年以降は再び7月20日に固定する方向で話が進んでいるとのことです。

閉会式は日曜日に当たるようですが、開会式は24日金曜日で平日です。そこにはなんと、体育の日(本来は10月の第2月曜日)を引っ張ってくるそうなのです。

これが実現すれば2020年は再び祝日ゼロ月が2つに引き戻され…そして改元の関係で3つに……。

こう考えると祝日とは本来の意味は霞んで、もう形式的なお休みへととっくに変容してします。まぁ、形だけのものなんて他にもいっぱいあると思いますが。バレンタインデーとか、クリスマスとか。

こうやって名前だけが独り歩きしてる状況が私はおもしろいなと思いました。
皆さんはどう思われるでしょうか。併せてタイトルのQ.に対する変化球も考えてみてもらえると、おもしろいかと思います。

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